タスクから選ぶ

クラウドMac 1台で、
さまざまな作業に対応

macOSが必要な作業を、独立したApple Silicon搭載物理マシンに移せます。ビルド、署名・配信、推論実験、短期の回帰テストなど、作業に合った構成と利用期間を選べるため、開発者の手元のMacにすべてを集中させる必要はありません。

MacFTPが提供するのは仮想マシンではなく、物理ノード1台です。macOSのGUIとコマンドラインを利用できます。プロジェクト、依存関係、タスクの設定はお客様側で行い、接続可能なクラウドMacをお届けします。

1日$21.2から。日・週・月・四半期単位で前払いできます。料金はすべてUSDです。

タスクボード

成果物を決めてからノードを選ぶ

以下はワークフローの例であり、実行中の注文ではありません。

  1. コードをコミット → ビルド・アーカイブ

    セルフホストRunner · ツールチェーンを固定

    .xcarchive
  2. 成果物をエクスポート → テスト配信

    証明書を確認 · fastlaneでアップロード

    .ipa
  3. モデルを読み込む → 結果を記録

    MLX / Core ML · メモリを計測

    実験記録
  4. 回帰テストを実行 → レポートを出力

    対象OS · シミュレーターでテスト

    .xcresult
4拠点 · 3構成

シンガポール、東京、ソウル、香港。利用可能なノードはコンソールにリアルタイムで表示されます。

継続的インテグレーション

ビルドを開発者のデスクから切り離す

継続的なコミットや複数のアクティブブランチがあるiOS/macOSチーム、またはリリースビルドを日常の開発環境から分離したいチームに適しています。

まずは FTP M4 Plus · M4 / 24GB / 512GB から。月額は $198.6/月です。同じマシンを使い続けることで依存関係のキャッシュやツールチェーン設定を保持でき、環境を毎回準備し直す手間を減らせます。

ノードをGitHub ActionsのセルフホストRunnerまたはGitLab Runnerとして登録し、ラベルでmacOSジョブを割り当てます。ブランチごとにジョブを実行できます。高負荷のビルドを複数同時に行う場合は、ノードを複数台用意してキューを管理してください。「専有1台」は無制限の同時実行を意味しません。

署名・納品

アーカイブを配信可能なビルドに

App Storeへのリリース、TestFlightでのテスト配信、署名とアップロードを繰り返し行うリリースチームに適しています。

配信タスクは通常ビルドと連続して行うため、FTP M4 Plusの継続利用がおすすめです。リリースが特定の期間に集中する場合は、 $107.2/週の週額プランを選べます。リリースパイプラインを継続的に運用する場合は、月額プランもご検討ください。まずタスクの所要期間を確認し、アップロードのためだけに上位構成を選ぶ必要はありません。

日本のチームは、現地の業務時間に合わせやすい東京ノードを優先して検討できます。ただし、ノードの場所によってアップロード速度が保証されるわけではなく、アプリの審査や処理時間も変わりません。SSH、リモート画面、成果物の転送は、実際のオフィスネットワークからご確認ください。

まず証明書の有効期限、プロビジョニングプロファイル、エクスポート設定の対応関係を確認してから、アーカイブとfastlaneのアップロードを実行します。公開完了の条件には「アップロードコマンドの成功」だけでなく、「対象バージョンが確認できること」も含めてください。

推論・検証

まずモデルを動かし、長期利用はその後に判断

MLXによるローカル推論、Core MLモデルの検証、実際のApple Silicon環境でのアプリ実験に適しています。

おすすめは FTP M4 Pro · M4 Pro / 64GB / 2TB、週額 $162.2/週です。64GBのユニファイドメモリなら、モデルの重み、ランタイム、コンテキストにより多くのメモリを割り当てられます。ただし、あらゆる規模のモデルや量子化方式に対応できるわけではありません。

モデルのバージョン、量子化精度、コンテキスト長、バッチサイズを固定してから、再現可能な入力セットで実験します。コールドスタート時間、初回出力までの時間、生成速度、ピークメモリをそれぞれ記録し、短い入力での結果だけを容量の判断材料にしないでください。

MLXとCore MLの対応範囲は、モデルやツールのバージョンによって異なります。まず少量のデータで演算子と変換フローを確認してから、長時間のタスクを実行してください。実験が終わる前に環境一覧、結果ファイル、再現用コマンドを保存し、結論が対話セッション内だけに残らないようにします。

短期の検証

回帰テスト用の環境を分ける

新しいOSへの対応、シミュレーターでの回帰テスト、一時的なmacOS作業、日常の開発環境を変更せずに進めたい短期プロジェクトに適しています。

軽量な確認なら、 FTP M4 Core · M4 / 16GB / 256GB から始められます。料金は $21.2/日です。まず対象のXcode、SDK、OSバージョンの互換性を確認してください。複数のシミュレーターを同時に実行する場合や、大規模なプロジェクトを扱う場合は、FTP M4 Plusをご検討ください。

リモートワークでは、macOSのGUIでプロジェクトファイルを扱うほか、SSHでスクリプトを実行できます。操作の快適さは、利用者側のネットワーク、ルーティング、画面設定によって変わります。まず短期間で実際の使用感を確かめてから、利用期間を延長することをおすすめします。ローカルの周辺機器、低遅延の音声・映像、実機接続が必要なワークフローは、別途接続条件をご確認ください。

OSやツールチェーンを変更する前に、プロジェクトと重要な設定をエクスポートし、必要なバージョンが利用可能か確認してください。回帰テストの終了後は、レポート、スクリーンショット、失敗ログをチームのストレージに保存します。利用期間の延長はバックアップの代わりにはなりません。期限前に必要なデータを移行してください。

既存のプロジェクトを移行する

手元のMacからクラウドMacへ、3段階で検証

最初からディスク全体を移行する必要はありません。まず実行可能なプロジェクトを1つ同期し、次にツールチェーンを再構築し、最後に自動化へ接続します。各段階の確認結果を残しておけば、問題発生時に原因を切り分けやすくなります。

01 · データ同期

ソースコードと必要な入力だけを移行

rsyncまたはSFTPでプロジェクトを転送します。DerivedData、一時ビルドディレクトリ、再生成できるキャッシュは除外します。依存関係のロックファイル、テストリソース、プロジェクト設定は残してください。

確認項目:コミットIDと重要ファイルのチェックサムを照合し、作業ディレクトリ、権限、ディスクの空き容量を確認します。初回はドライランで差分を確認してください。

rsync -azn \
  --exclude 'DerivedData/' \
  --exclude 'build/' \
  ./project/ \
  "$MAC_HOST:~/work/project/"

ドライランの結果を確認してから nを削除します。MAC_HOST には提供されたSSH接続エイリアスを使います。この例ではリモート側の既存ファイルは削除しません。

02 · ツールチェーンの再構築

バージョンを合わせてから認証情報を登録

プロジェクトの一覧に従って、Homebrewの依存関係、Xcode、Command Line Toolsを準備します。デベロッパーディレクトリを確認してから、安全な方法で証明書とプロビジョニングプロファイルを登録してください。

確認項目:手元のMacとノードのXcode、Swift、依存関係のバージョンを比較します。リリース用認証情報を使わずにビルドを1回実行し、まず基本環境の差を解消してください。

xcode-select -p
xcodebuild -version
swift --version
brew bundle check

brew bundle check 事前にHomebrewをインストールし、プロジェクトのBrewfileがあるディレクトリで実行してください。依存関係を確認するコマンドであり、署名用ファイルは自動的に登録されません。

03 · CIへの接続

手動実行を成功させてから自動化

まずノードでプロジェクトのコマンドを手動実行します。次に利用するプラットフォームの手順に従ってRunnerを登録し、リポジトリへのアクセス、ジョブラベル、作業ディレクトリ、認証情報の権限を設定してください。

確認項目:テスト用コミットを1回実行し、ジョブが対象ノードで動くこと、ログを追跡できること、成果物を取得できることを確認します。対話セッションを終了した後、サービスの実行方法も検証してください。

uname -m
xcodebuild -list
launchctl list

プロジェクトのディレクトリでビルドターゲットを確認します。Runnerの登録方法と常駐方法はプラットフォームのバージョンに合わせて設定してください。対話セッション内で一度動作しただけで、サービスの準備が完了したと判断しないでください。

移行完了の判断基準

同じコミットを繰り返し実行できること、依存関係と署名用の入力を追跡できること、結果をノード外に保存できること、認証情報を失効させる手段があること。移行にかかる時間は、プロジェクトのサイズ、ネットワーク、ツールのダウンロード状況によって異なり、一律の所要時間は保証できません。

役割から考える

要件を検収できる一文にまとめる

以下はチームで目標を共有するための、役割別の要件例です。実在のユーザー評価や効果の保証ではありません。

「リリースビルドで同僚のパソコンを占有したくありません。引き継ぎのたびに、同じコミットのアーカイブ、ログ、ツールチェーンのバージョンを確認できるようにしたいです。」

iOS担当者 · 継続ビルドの要件例

「同じマシンでモデルの設定を比較したいです。まずメモリ、出力品質、実行条件を記録してから、実験を延長するか判断します。」

機械学習エンジニア · 推論実験の要件例

「新バージョンの回帰テスト用に環境を分け、テスト後にレポートを取得したいです。普段の開発環境を実験場にしたくありません。」

個人開発者 · 短期検証の要件例
注文前に確認

負荷に合う構成を選び、期間は利用時間に合わせる

おすすめの構成は出発点であり、性能を保証するものではありません。実際のプロジェクトでメモリ、ディスク、タスクキューを確認してから、利用期間の延長やノードの追加をご判断ください。3つの構成はいずれも、シンガポール、東京、ソウル、香港のノードから選べます。

用途とおすすめ構成。料金はUSD、各利用期間分を一括払い
用途 おすすめ構成・仕様 おすすめの利用期間・料金 事前に確認すること
iOS CI/CD FTP M4 Plus
M4 / 24GB / 512GB
月額 · $198.6/月 1回のアーカイブでのリソース使用量、キューの長さ、依存関係のキャッシュ、成果物の保存。
App Store・TestFlightへの配信 FTP M4 Plus
M4 / 24GB / 512GB
週額 · $107.2/週 証明書とプロビジョニングプロファイル、エクスポート設定、アップロード認証、処理結果。
MLX / Core ML実験 FTP M4 Pro
M4 Pro / 64GB / 2TB
週額 · $162.2/週 モデルの互換性、量子化設定、コンテキスト長、ピークメモリ。
短期の回帰テスト・リモートワーク FTP M4 Core
M4 / 16GB / 256GB
日額 · $21.2/日 対象のツールチェーン、シミュレーターの要件、リモート操作、データのエクスポート。

容量を増やす場合:ストレージ拡張とThunderbolt 5の並列接続は追加オプションであり、基本構成のラインアップは変わりません。価格、対応構成、課金方法は、レンタルプランの詳細をご確認ください。

対応範囲を確認する場合:Intel Macが必要な作業、ハードウェアの永続的な所有、または掲載されていないノードが必要な作業には、上記のおすすめをそのまま適用できません。必要なツールと接続条件を整理し、メールまたはコンソールのサポートチケットでお問い合わせください。

お支払い・納品:お支払い方法はUSDT-TRC20、Visa / Mastercard / Amex(Stripe)のみです。料金はすべてUSDで決済されます。利用可能な決済ゲートウェイとノードの状況は、コンソールにリアルタイムで表示されます。

まず1つのタスクを選び、実際の成果物を作る

プロジェクトで使うツールのバージョン、必要なリソース、希望の利用期間を確認し、構成画面でマシンとノードを選びます。既存のパイプラインを一度に作り直す必要はありません。まず再現可能なタスクを1つ実行しましょう。